●157 淋しき我が宿 さびしきわがやど 〇ふくかぜさびしくまどをうち

 表題:淋しき我が宿
 読み:さびしきわがやど

 収録:(A)鑑賞に立脚せる唱歌集 第3集 中川安一編 中川安一 1926(T.15).11.15=初 ◎Copy=(K46)
    (B)音樂新樂譜 287 音樂社 1925(T.14).9 ◎Copy=(Z7) ※歌詞では「淋し我宿」

 記譜:単声(伴奏付き) ハ長調 4/4

 インチピット:ドレミドソミ|ファソラ|ソドミレ|レ

 曲:不詳
 原曲:Weeping Sad Lonely
 詞:犬童球渓

 ※「淋し我庵」(156)と同曲、別歌詞(類似)


[詞] ※鑑賞に立脚せる唱歌集 第3集より

1.吹く風はさびしく窓を打ち 水の音むせびて門(かど)を行(ゆ)く
  訪(と)ふものは時雨か木がらしか 語る友猿(ましら)かふくろふか
  さびしさびし我が宿さびし 眞實(まこと)の友なくば此世(このよ)は暗路(やみぢ)

2.木々の花春秋(はるあき)咲きぬれど 友なくて誰(たれ)とか眺(なが)むべき
  百千鳥(ももちどり)夏冬(なつふゆ)囀(さへ)づれど 友なくて誰とか樂しまん
  さびしさびし我がやどさびし まことの友なくば此世は暗路


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